艶麗な夜華

思いが通じたかのように5回目で電話に出た美緒。


「もしも~し!」


でも、電話の向こう側はなんだか騒がしい。


「あっ…美緒?今……大丈夫?」


お酒を飲んでる様子の美緒は凄くテンションが高く、


なにか言いたい事があったかのように話し始める。


「うん!あっ!そうそう!」


「な、なに?」


「あのね!この前電話で話そうと思ってたんだけど、


沙希がいきなり仕事辞めるとか言うから、


話すタイミング失っちゃってね」


「あっ、ごめん。それで?」


「あのね!あたし、彼氏できたんだ!」


今度はあたしが話すタイミングを失ってしまう。


「そうなんだ!おめでとう!」