艶麗な夜華

上目でにらみつけるあたしに、


恭也は低く静かな声で話す。



「お前なにか勘違いしてないか?


ヒカリとお前じゃあ立場が違うだろ?


俺に借りがあるお前が、


まともに話を聞いてもらおうとしてんじゃねぇ。


それに言っておくけど、


俺が接客以外でまともに会話をする人間は、


俺にとって必要なヤツと俺が認めたヤツだけだ。


金を持ってくる以外で閉店後に店に来るのはやめろ」




───来るんじゃなかった。



そんな後悔はすでに遅く、


あたしはなにも言えず店を飛び出した。