艶麗な夜華

コンビニで時間を潰し恭也のお店に向かう。



どうしても家に帰る気になれず、


かと言ってこんな時間に行けるところなんてない。



店のドアを開けると、


ダルそうにカウンターの椅子にもたれ掛っている恭也。



「なにしに来た?」



顔だけこっちに向け、


冷めた口調で話す恭也に言葉が詰まる。



「今日ね、あたしの誕生日なんだ」



そんな事はどうでもよかった。


ただ、なにを言っていいかわからずとっさに口から出ただけの言葉。



「だから?そんな事俺に関係ないだろ?」



恭也は椅子から立ち上がるとクローゼットからコートを取り出す。



「か、帰るの?」



「あぁ」