艶麗な夜華

シャワーが終わるとあたしはベッドに横たわり、


スマートフォンで退職願の書き方を調べた。



"一身上の都合により"


それは本当に都合のいい言葉。



美緒に会社を辞める事を話した事で、


自分の中ではっきりと決まった気持ち。



本気で夜の仕事だけでやっていく事、


それは恭也がこの街で一番のホステスと言ったヒカリさんの存在を知った日から、


少しは考えていた。



お店で女の子達に無視をされる事も、


下心丸出しで接してくるお客もあたしを苦しめるけど、


今以上の自分になれば全て解決される気がした。



でも、現実はあまりに厳しかった。