艶麗な夜華

恭也と愛華、そしてそのタクミっていう人の間に、


なにがあったかのかはわからない。


それと今、目の前に居る綺麗な彼女と恭也の関係も。



「たしかにタクミにとって俺と愛華は邪魔な存在だったからね」



「そうね」



2人は目を合わせると同時に笑う。



いつだって上から目線の恭也。



それはあたしに対しても、


お店のお客さんに対してもそうで。



でも、彼女に対しては違う。



優しいとかそんなんじゃなくて、


対等なんだ。



あたしは一度だって恭也に対等に接してもらった事なんてない。



あたしが話す事なんて適当にしか聞いてないし、


適当な答えしか返っては来ない。



どうすればあたしは……



彼女の顔を見た。


話すしぐさを見た。


声の出し方を気にした。