艶麗な夜華

「うん……あっそうだ、グラス洗って行こうかなぁ?


明日仕事終わるの遅いし、


今日のうち片付けておこう!」



なんて無理して笑顔を見せても……



「俺は先に帰るぞ」



そんな言葉が返ってきてしまう。



きっと今、あたしは少しでも長く恭也と一緒に居ようとしていて……



「えっ?ちょっと待ってよ!


この時間に1人でお店にいるの怖いんだけど?」



必死で恭也を引き留めていて……



「鍵閉めて片付けすればいいだろ?」



「いや、そういう事じゃなくて……


そのお化けとか?」



なんでそんな事をしているのかわからないけど……



たぶん、冷たくされたままなのが嫌なのかもしれない。