艶麗な夜華

バッグに給料袋をしまうと、


恭也のお店が終わる時間までコンビニで時間を潰す。



雑誌を立ち読みし、


飲み物を買って店の前についたのは1時過ぎ。



20万4千円が入った給料袋をバッグから取り出すとドアに手を掛けた。


これを全て恭也に渡せば、


残りは10万4千円!


来月には全て払い終わる!


そしてあたしはお店を辞め、


前の生活に戻る事ができるんだ!



そんな事を思った瞬間、


なぜか喜べない自分がそこに居て……



早く払ってすっきりしたかった筈なのに、


あたしはドアノブから手を離すと封筒から14万円を取り出し、


それを握りしめてドアを開けた。