艶麗な夜華

それから少し翔と話し病院から出てきたあたし。


なんだか憂鬱な気持ちのまま、


バス停に向かってトボトボ歩く。



バスを待つ間、部屋の鍵を人差し指でクルクルと回していると、


誤って指から外れた鍵が駐車場の方へ飛んで行ってしまった。



あっ!!



そこにちょうどタイミング悪く来た車が急ブレーキをかける。



キィーーーーッ!!



ヤバい!!



慌てて車の方へ行くとパワーウィンドウが開き、


あたしをにらみ付けるその人は……



「あっ……」



「嫌がらせか」



恭也。