艶麗な夜華

「うわっ!沙希来てくれたんだ!」



病室へ入ると満面の笑みを見せる翔。



「どうせ来ると思ってた癖に」



「ハハー沙希は優しいからね!


ところでなにか買ってきてくれた?」



「買ってきてないから!」



「まぁいいや。とにかく座ってよ!」



翔は上半身を起こし、


目一杯手を伸ばすとあたしの方へ椅子を引っ張る。



「ありがとう。あぁそうだ、飲み物買ってこようかなぁ?」



「それなら此処を出て右の方に向かって行くと…」



翔から自動販売機の場所を教えてもらい、


バッグから財布を出すと病室を出た。



「俺、緑茶!」


「はいはい」