艶麗な夜華

周りの女の子からの刺さるような視線を受ける中、


カンナさんがあたしのところへ来る。



「困るんだよね、知識も教養もない女の子が、


手っ取り早い方法でお客さんつかまえるって。


ほら、お店の質が落ちちゃうでしょ?


ただの売春なら他のお店でやってくれないかなぁ?」




カンナさんはあたしの肩にサラリと触れるとスタッフルームを出ていく。



「あたしは……そんな事してない……」


そう呟くあたしのところにミズキさんがくる。



「アンタとカンナさんは違うんだからね。


同じ事やってるなんて勘違いしないでよ!」



「だからあたしは……」



みんなが疑いの目で見る中、


なにを言っても信じてもらえそうにはなかった。




晴れる事のない疑いの中、


話し掛けてくれる女の子は1人もいなくなり、


店に行くのが憂鬱になってきたあたし。


別に女の子にどう思われても関係ないと思ってはみたものの、


あまりの風当たりの強さに心はもう折れそうで。



そんな中、お客さんからとんでもない事を言われてしまう。



「ねぇ、沙希ちゃんっていくらでOKなの?


噂で聞いたよ。お金払えばできるって!」



「えっ……誰がそんな事……」



「それは言えないけど」



もうお客さんからも、


そんな風に思われてしまっていた。