艶麗な夜華

悔しさに今にも流れ出しそうな涙を堪え、


満面の笑みで言った言葉。



「さようなら」



そしてあたしは足早にその場を去った。



佐藤さんに背中を向けた瞬間流れ出す悔し涙。



愛華と同じ事を言った今、


少しだけショックから立ち直れた気がしたのは、


たぶん気のせいなんかじゃない。



そしてあたしは心に決めた。


愛華から受けたショックから完璧に立ち直って、


もっと強くなる。


今以上に仕事を頑張って、


指名だっていっぱい取って、


佐藤さん1人失った事なんて関係ないって思えるくらい、


たくさんお客さんが自分につくように頑張るんだ。


その頃にはきっと、こんな風に泣く事もなくなっている筈。