艶麗な夜華

ネクタイをつけ終えた恭也は、


カウンターに座ると厳しい目であたしを見る。



「あたし……凄くショックで……」



「愛華にでも慰めてもらったか?」



「な、なんで……?」



「おおよそそんなところだろ。


しょうもない女」



「なによ!たまたま、ちょうど愛華から電話がきたんだよ!」



「客からホテルに誘われたくらいでショックなんか受けてたら、


夜の仕事は務まんねぇーよ。


そんなもん簡単に流せ」



「愛華とは大違い!


全然優しくないんだから!」



「アイツの事を本気で優しいヤツだと思っているなら、


それは別に構わない」