艶麗な夜華

あたしはそれがバレないように、


必死で平静を装うけど……



「愛華夜景見てないでしょ!」



「ごめん……


なんか……こうしてると安心する。


沙希の匂い……好き」



なんて言って、ますますあたしをドキドキさせるんだ。





愛華の体に包まれて、


ショックを受けたさっきまでの気持ちが一気に癒えていく。




いつだって優しい愛華に、


好きになってはいけないと知りつつも、


あたしの心は揺れる。





「そろそろ車に戻ろうか?」



「うん…」



愛華はあたしの手を握り、


助手席のドアを開ける。



「どうぞ」



こんな事を自然とできる愛華は素敵で、


いつだって女の子をお姫様にしてくれるんだ。