恭也の言う通り、


客として店に居る事にしたあたし。



そんな中、恭也と女性客の会話が聞こえてくる。



「恭也さんそのネクタイ似合ってるよ!」


「お前がプレゼントしてくれたネクタイだろ」



お客さんを"お前"って……


「えっ!嘘?」


「自分でプレゼントしておいて忘れるとは、マヌケなヤツ」



「ひど~い!」



って……嬉しそうだけど?


そんな会話が聞こえてくる中、


ヤスがあたしにオレンジジュースを持ってきた。



「はい、どうぞ」



「ありがとう」