艶麗な夜華

厨房のシンクに向かって雑巾を投げ、


手を洗うと椅子に座る恭也。




するとちょうどそこに、


完成したナポリタンが運ばれてきた。



「お待たせお疲れさま~」



「ったく」



恭也は笑顔の店主を一瞥しため息をつく。



そんな恭也をよそに、


あたしは胸の前で手を合わせ、


「いただきます!」



そして一口。



美味しい!



すると恭也もナポリタンを一口食べる。



「相変わらずナポリタンだけは旨いな」



「ありがとう!」



「他のものは食えたもんじゃねぇけどな」



恭也の失礼な発言に、


ヒヤヒヤするあたしは、


なにも言えず黙って食べた。