近くのコンビニで時間を潰し、


1時過ぎに恭也のお店へ向かう。


すでに消えている店の看板を見つめ、


ゆっくりとドアを開いた。



「こんばんは……」



「飲みに来たのか?


悪いけどもう店は終わりだ」



ボトルを片付けてる恭也は、


こちらを見る事なく話す。



「違うよ……お金払いに来たの」



「46万4千円か?」



「違う……13万6千円……」



「じゃあ残り32万8千円だな」



「計算早いね」



カウンターの椅子に座ると、


封筒のお金を恭也に渡す。