艶麗な夜華

店に出ている時だけが仕事ではないという事がよくわかり、


これから努力をしていこうと思ったと同時に浮かんだカンナさんの言葉。



「カンナさんは……勉強とかしてるのかな?


なんか……変な事聞いちゃって。


今日、カンナさんが言ってたんだ。


自分はお客さんに体を貸してあげてるんだって。


それもビジネスだって……


なんかあたしそれ聞いて、


複雑っていうか……


嫌だなぁって……」



愛華ははにかんだ笑顔であたしを見ると、


すぐに真剣な顔をする。



「でも、やり方は人それぞれだよ。


カンナにはカンナのやり方がある。


だから、否定はできないよ。


実際、カンナが一番店に客呼んでる訳だし」



「結果が……全て」



「そう。ある意味カンナは最強さっ。


アイツは頭もいいし、


客の情報量は凄いし、


おまけに美人。


しかもすぐに体を許す訳だから、


客にとっては最高でしょ?」




「そうかなぁ?


もっとお客さんの為にできる事があると思うけど……


悩み相談に乗るとか?」



「ハハッ腑に落ちないみたいだねっ。


でも、どんな紳士だって下心はあるのさ。


だからお店が成り立つ。


落ち込んでる人を励まして、


今にも自殺してしまいそうな人の心を救って、


ありがとう君のおかげで人生やり直せそうだよ!


なんて事はまず起きないし、


そんな人の役に立てるような仕事じゃない。


それに、客はそんな事望んでないのさ。



どんなにいい子であっても、


どんなに客に尽くしても、


客と寝る女には敵わない」