艶麗な夜華

そして、店が終わる頃にはすっかり疲れ切っていた心。



誰かに癒されたくて、


このモヤモヤから解放されたくて、


頭に浮かんだのは愛華の顔。



店を出ると、


足は自然と愛華のお店へと向かっていた。





店に着き、


ドアを開けるとカウンターで1人グラスを傾ける愛華。



「沙希、来てくれたんだ」



愛華は椅子から立ち上がると、


あたしのところへと来る。



「ごめん、もうお店終わりだよね?」



「今日は静かだったから、


ちょっと早めに閉めたんだ」



「そう……」



「いいよ、気にしないで。


座んな」



「うん」