艶麗な夜華

よくわからない2人のやり取りが終わり、


ママが席を立つ。



「沙希ちゃん、恭也君お願いね!」



そして、2人きりになるあたし達。




「あ、あの…お店は?」



「営業中だ」



「そ、そう……」



彼はソファーに寄り掛かると、


ダルそうに話す。



「お前、いつから此処で働いてるんだ?」



「いつからって…1ヶ月ちょっと前から」



「ハハッ此処で働いて、


2ヶ月で全額俺に払えるのか?」



「そ、それは……


っていうか、此処のビルも恭也さん?恭也君?さん?


ん~どっちで呼べばいい?」



「邪魔くさいなぁ。恭也でいいよ」



「ん~と、このビルも恭也……の持ち物なの?」



「違う。お前の男の店があったビルの3階で、


あの女の娘がヨガ教室開いてんだよ。


それで、その賃料を俺の口座に振り込まないで、


こうして毎月店に取りにこらせんだ。


ったく、あの女は」