艶麗な夜華

戸惑いながら席につくと、


あたしは彼に話し掛けた。



「い、いらっしゃいませ……


あの、熱は下がった?」



「あれから何日経ったと思ってんだよ」



「だよね…」



バカな質問をした自分にガッカリしていると、


彼がママと話し始める。



「あのな、来月から賃料は振り込め」



「だって恭也君に会いたいもん!」



「バカ、俺に会いたきゃ俺の店に来い」



「それじゃあ、賃料も払って飲み代も払わなきゃいけなくなるでしょ?」



「当然だ」



「まったくそんな怖い顔しないの!


高い賃料払ってるんだから、


月に1回ウチのお店にお金を落としてくれたっていいでしょ?」



「絶対にいい死に方しねぇな」



「それはお互い様~」



「一緒にすんなよ」