艶麗な夜華

この期に及んでも能天気な翔に、


もう話す事などない。




「さようなら」



「えっ、ちょっと沙希ちゃ…」



呼び止める翔を無視して、


あたしは電話を切った。





このままでは本当に体を売るしかないあたしは、


今日貰った給料を握りしめ、


ビルのオーナー土岐恭也の店へと走った。