艶麗な夜華

ため息交じりにそう話すあたしの今の状態なんて、


まったくお構いなしの翔。



「夕方、ビルのオーナーが来てさ、


3日以内に店片付けて出て行けって言うんだよ!


今日が土曜日だから、


日、月……ん?今日合わせて3日以内なのかなぁ?


明日から?」



「やっぱりお金払えなかったんだ……」



「ねぇ沙希!どうしよう?


商品もいっぱい残ってるし!」



「そんなのネットオークションで売ればいいでしょ!


っていうかあたしの事は心配じゃない訳!


翔が払えない60万、


1ヶ月以内にあたしが払わなきゃいけないんだよ!」



「沙希には感謝してるよ!」



「感謝してるよじゃない!


体売ってお金つくんなきゃいけないんだよ!」



「俺が沙希の事買ってあげてもいいけど、


お金ないからなぁ~?」



「バッカじゃないの!ふざけないでよ!」



「ちょっと沙希ちゃん?


怒ってるの?」