艶麗な夜華

「今はもうないけど、


このビルの隣に大きいビルがあるでしょ?」



「うん」



「そのビルの2階に、


昔ホストクラブがあって、


そこで恭也と一緒に働いていたんだ」



「えっ!愛華ってホストだったの?」



「引いた?」



「そんな事ないよ!!」




必要以上に大きな声を出してしまったあたしを、



愛華が笑う。




「アハハッ力入り過ぎ!」



「あっ、ごめん…」





それから愛華といろんな話で盛り上がり、


遠くなっていた距離が一気に近づく。




「愛華、今日はありがとうね!」



「こちらこそ!


ちょっと沙希の事独占し過ぎちゃったかな?」



「そんな事ないよ!あたしなんて指名もないし……」



「これからだよ!」



「うん、頑張る!」



愛華は優しくほほ笑むと店をあとにした。