艶麗な夜華

「ねぇ沙希?」


「ん?」


「この前、沙希がウチの店から出た後、


恭也が沙希のコートを取りに来たけど……」


「あぁ、それは…その、たまたま会ったっていうか、


あの時はあの人の名前すら知らなくて…」



あたしの話に首を傾げる愛華。



無理もない。



「追究はしないよ。


ただ、恭也には関わらない方がいい。


沙希に悲しい思いをさせてしまった俺が言うのもなんだけど、


アイツは簡単に人を傷つけるようなヤツだから」



愛華と恭也は2人とも嫌い合っているようで、


そんな2人の関係が気になったあたし。



「そうなんだ……まぁ、そうかもね。


ねぇ愛華?」



「なに?」



「愛華と恭也って人は、


どういう関係……なの?」