元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】

平手打ちをされた頬を触ってきたのだった。


「どうしたのこれ」


「べ、別にあんたには関係ないでしょ」


そう言うと大きな手で私の顔を包み込むように添えてきた。


「な、な、な、何すんの!」


ひんやりとした手が居心地よかった。


「悪かったな」


有馬遥は私の目を真っ直ぐに見ていった。


「だからあんたは別に……」


なんだか急に恥ずかしくなって目を逸らした。