元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】

暫くして目を覚ますとそこは見慣れない天井があった。


「こ、こは…一体…」


ベッドから起き上がろうとすると頭に激しい痛みを覚えた。


「いった……」


どうやらここは病院のようだった。


すると部屋のドアが勢いよく開き杏璃が現れた。


「桃那っ!よかった…目覚ましたんだね!」


杏璃は私の手を握ると今にも泣きそうな顔をしていた。


「杏璃…どうして私はここに?」


確か頭を殴られてそれから気絶したんじゃ…