元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】

「そ、そうだったんだ」


どうして奈々花はよりにもよって遥にお願いしたんだろう…?


同じクラスの子に頼めばよかったんじゃ…


でも遥が王子役やってくれてよかった。


遥と一緒に劇をやれたことが嬉しかった。


「て、てか、そろそろみんなの所へ戻らないと…」


いつまでもこんな格好をして抜け出している場合ではない。


私は中庭を出ようとすると…


「待て」


突然遥は私の腕を掴み、身体を引き寄せたかと思うと抱きしめられていた。