元ヤン彼女×冷酷彼氏 【完】

「おい…」


そう言うと遥は私のこめかみを両手でグリグリとしてきたのだった。


「いたたたたたたっごめんって!」


やっとのことで離してくれたが頭がズキズキする。


遥はそんな私の様子を見て満足そうにしていた。


「それより、どうして遥が私たちの劇に?」


まさか遥が王子役で出るとは思ってなかった。


「お前の友達の栗山に頼まれたんだよ」


えっ?!奈々花が?!


「だから仕方なく引き受けたんだよ」