「遥?!どういうこと?!」


耳元で聞いたが遥はにやっと笑いそのまま舞台から降りていった。


もちろん、私をお姫様抱っこしたまま。


観客からは拍手が溢れんばかりに鳴った。


これで私たちの劇は終わったのだった。


「遥?!どこ行く気?!」


遥はそのまま体育館を抜け出していた。


「せ、せめて恥ずかしいから降ろしてよ~」