「今回のことは全部私のせいなの…これ以上みんなを傷つけたくない。それにもうここに私の居場所はないから」


「何言って…」


「みんなにバレちゃった。過去のこと…」


そう言うと遥は驚いた顔をした。


「だから遥ももう私のことは気にかけてくれなくていいから。忘れて」


これでよかったのよ。


そのまま私は遥の横を通り過ぎた。


「居場所ならここにある!!!!」


「え?」


「お前の居場所くらい俺が用意しといてやる。だからそんな苦しそうな顔すんなよ!!!!」