「えっ?!私がっ?!」


「うん!登坂さん可愛いしいいと思う♪」


文化祭でクラスでやる劇の役決めをしている最中だった。


「それじゃあ主役は登坂さんで決まり~♪」


う、嘘でしょ……!


何故か私が主役に選ばれていた。


「よかったですの♪桃ちゃん♪」


奈々花も嬉しそうに笑っていた。


「せ、精一杯頑張るのでよろしくお願いします…」


まさか友達なんていなかった自分がクラスの主役になるなんて……


日頃の行いがいいからかな~


正直少し浮かれていた。