心配してくれているから、話を遮るのは申し訳ないと思うけど、今にもまぶたが閉じそうなくらい眠くなってきていた。


「分かった。ゆっくり寝て。あ、会社には電話した?」


「まだ…だって、誰もまだいない…」


「分かった。俺が連絡しとくから。じゃ…」


真島くんが連絡するって…それは、何か誤解されそう…だから、止めようとしたけど、言葉を返す前に切られてしまった。


メッセージを送ろうとしたが、ふと目を開けると時刻は10時になっていた。あのまま眠ってしまった…。

自分からも連絡をしたほうがいいと思い、スマホを手に取ると、雅也さんからのメッセージが目に飛び込んできた。


’熱があるんだって?大丈夫?’


という言葉にあとに…


’なんで真島くんが伝言に来るわけ?’


と続いていた。


多分怒っているに違いない。温厚な雅也さんを私は昨日から怒らせてばかりだ。

謝らなくてはならない。なんて…どう言い訳をしよう。