つい最近、見たから真島くんほどの懐かしさはないけど、一緒に思い出を語り合えるのはやっぱり嬉しい。同級生って、変な気遣いをしなくて済むから、今一緒にいても楽で落ち着く。
並んで座って、アルバムをめくる。よく見るために顔を近付けると肩が触れ合う。
手を繋ぐことも意識してない様子だった真島くんは、肩が触れることぐらいで動揺なんてしないだろう。だから、私も高鳴りそうになる鼓動を静める。
だけど、その鼓動が思いっきり跳ねた。
「…真島くん?」
「あ、ごめん」
私がページをめくろうと手を出した時、真島くんも手を出して、上に重なった。重なったくらいなら何かを感じることもないのだけど、その後の動作が問題だ。
握るとか掴むとかいうのでもなく、そっと撫でられた。
一応毎晩ハンドケアをしている手だけど、感触を確かめるように撫でられて焦る。
「つい…河原の手、すべすべだね」
謝ったけど、撫でる手は止まらない。私はどう返していいか分からなくて、真島くんをジッと見た。
並んで座って、アルバムをめくる。よく見るために顔を近付けると肩が触れ合う。
手を繋ぐことも意識してない様子だった真島くんは、肩が触れることぐらいで動揺なんてしないだろう。だから、私も高鳴りそうになる鼓動を静める。
だけど、その鼓動が思いっきり跳ねた。
「…真島くん?」
「あ、ごめん」
私がページをめくろうと手を出した時、真島くんも手を出して、上に重なった。重なったくらいなら何かを感じることもないのだけど、その後の動作が問題だ。
握るとか掴むとかいうのでもなく、そっと撫でられた。
一応毎晩ハンドケアをしている手だけど、感触を確かめるように撫でられて焦る。
「つい…河原の手、すべすべだね」
謝ったけど、撫でる手は止まらない。私はどう返していいか分からなくて、真島くんをジッと見た。


