「クスッ。いいよ、真島くんの家に行こうよ。何もしないんでしょ?真島くんを信じてるから」
「うわっ、なんか釘刺された?うん、何もしない。誓うよ。じゃあ、行こう」
隣駅まですぐで、そこから真島くんの住むマンションまでは徒歩15分くらいだった。
並んで歩いてはいるけど、電車内では離れた手は、改札口を出てからまた繋がれる。
「真島くんって、手を繋ぐことに何も抵抗がないの?」
自分だけが意識しているのが恥ずかしくなっていたから、聞いてみる。
「あ、嫌だった?抵抗はないけど、なんか繋ぎたくなったからなんだけど」
「どうして…」
「ん?」
「どうして繋ぎたいの?」
コンビニの前で立ち止まる。ここで買い出しをすると言っていたけど、その前に手繋ぎの意味を知りたい。
繋がれているのが嫌ではないけど、私の中では何でもない人と手を繋ぐという定義がなかったから。
「うわっ、なんか釘刺された?うん、何もしない。誓うよ。じゃあ、行こう」
隣駅まですぐで、そこから真島くんの住むマンションまでは徒歩15分くらいだった。
並んで歩いてはいるけど、電車内では離れた手は、改札口を出てからまた繋がれる。
「真島くんって、手を繋ぐことに何も抵抗がないの?」
自分だけが意識しているのが恥ずかしくなっていたから、聞いてみる。
「あ、嫌だった?抵抗はないけど、なんか繋ぎたくなったからなんだけど」
「どうして…」
「ん?」
「どうして繋ぎたいの?」
コンビニの前で立ち止まる。ここで買い出しをすると言っていたけど、その前に手繋ぎの意味を知りたい。
繋がれているのが嫌ではないけど、私の中では何でもない人と手を繋ぐという定義がなかったから。


