過去の気持ちを今知られても何も変わることなんてないのに、躊躇ってしまう。
「好きなやつ、いなかった?」
ブンブン
首を横に振った。
「俺は河原が好きだった」
「へ?」
やっと出た声は間抜けな声。私を好きだった?
「なんだよ、そんな顔して。うそじゃないよ、マジで好きだった」
コクリ…今度は首を縦に振る。
なんて答えていいか分からない。こういう時は「ありがとう」と言えばいい?
なんか違うような…。
「河原は?」
「え?」
「俺のこと、どう思ってた?」
持っていたフォークを皿の上に置いた。もう首を振るだけで表現出来ない。ちゃんと言葉で伝えよう。過去のことを言うだけなのに、緊張する。
「私も…真島くんが好きだった」
「やっぱり!」
「え?やっぱり?」
やっぱりって、私の気持ちはばれていたの?
分かるような態度は取っていなかったと思うのに。
「好きなやつ、いなかった?」
ブンブン
首を横に振った。
「俺は河原が好きだった」
「へ?」
やっと出た声は間抜けな声。私を好きだった?
「なんだよ、そんな顔して。うそじゃないよ、マジで好きだった」
コクリ…今度は首を縦に振る。
なんて答えていいか分からない。こういう時は「ありがとう」と言えばいい?
なんか違うような…。
「河原は?」
「え?」
「俺のこと、どう思ってた?」
持っていたフォークを皿の上に置いた。もう首を振るだけで表現出来ない。ちゃんと言葉で伝えよう。過去のことを言うだけなのに、緊張する。
「私も…真島くんが好きだった」
「やっぱり!」
「え?やっぱり?」
やっぱりって、私の気持ちはばれていたの?
分かるような態度は取っていなかったと思うのに。


