来週は会社に行くくらいしか予定はない。仕事も忙しい時期ではないから、残業になることもなさそうだ。だから、真島くんの予定に合わせられる。


もう寝てしまったかな?

数分画面を眺めながら、待ったけど、返事がない。

スマホをサイドテーブルに置いて、パジャマを着て、雅也さんの隣に滑り込んだ。仰向けから横向きになっているから、私がいない間に寝返りを打ったのだろう。

無意識だと思うが、腕が私のお腹に回ってきて引き寄せられる。密着して寝るのは嫌いではない。回された腕をそっと掴んで、伝わってくる体温を感じながら私も眠りについた。