過去恋に今の鼓動を重ねたら

キスをしながら、スカートを捲りあげると、身をよじらせた紗菜は、力のない声で制止しようとする。制止させはしない。

このまま実行するのみだ。


「紗菜が、欲しい」


耳元で囁き、耳たぶをそっと噛む。すると、色っぽい声が洩れる。そんな声を聞かされて止められるわけがない。

俺は、そのまま先へと進んだ。

観念したのか、紗菜が俺の背中に腕を回す。


「圭司、好きよ」


「うん。俺も」


ああ、やっぱり紗菜の言葉は最高だ。俺は紗菜に魅了されるばかり。

メロメロだと馬鹿にされてもいい。

紗菜が俺を求めてくれるなら、何でもする。絶対、幸せにする。


「愛してる。絶対に結婚しような」


「うん」


かわいく笑う紗菜に、口付けた。

紗菜が俺と一緒の時を過ごしてくれるだけで最高だ。紗菜との時間がずっと続くことを心から願う。


-おまけend-