過去恋に今の鼓動を重ねたら

「うん。俺と結婚したら、毎日楽しいし、幸せになれるよ」


「クスッ。すごい自信だねー」


紗菜が笑顔で見つめる。ああ。もうたまらない。


「うん。だから、絶対結婚するからな」


「うん。私も圭司としたい」


時々、紗菜の言葉には破壊力があるんじゃないかと思う。俺だけに限ることからしれないが。しかし、こんなかわいいことを言われて、我慢出来るわけがないじゃないか。


「紗菜、誘ってるの？したいなんて言われたら、我慢出来ないよ」


「ええ？違うよ…んっ！」


我慢できないから、紗菜の口を塞いだ。紗菜とのキスはかなり気持ちが良いから、好きだ。

多分、俺たちは全てにおいて、相性が良い。口を割って、舌を滑りこませることに成功して、次のミッションへと押し倒した。

ログハウスのときは、ソファーは嫌と言われたが、今日はこのまま実行だ。紗菜が何を言ってもやめない。


「圭司…ちょっと…」