「カナダ、いいとこだよ。今度、一緒に行こう」
これからはどこに行くのにも紗菜と行こう。二人だけの思い出を作ろう。
過去は変えられないけど、未来は二人で作れる。空白の時間なんて、すぐに埋められる。
「カナダかー、行ってみたいな。ねえ、写真ある?」
「あるよ。ちょっと待ってて」
紗菜が興味を持ってくれたのが嬉しかった。これからのカナダは日本よりも寒くなるから、来年のゴールデンウィークにでも、行く計画を立てようかな。どこに連れて行ってあげよう。
紗菜との旅行を妄想しながら、自分の部屋の棚から1冊のアルバムを取り出した。
「やっぱりカナダといえば、ナイアガラよね。近くで見てみたいな」
「うん、すごい感動するよ」
「あ、この人たちは、みんなカナダの人?…ん?この人は?」
「え?あ…」
カナダの大学の友だちとの写真を食い入るように見ていた紗菜が、1枚の写真を俺の前に出してきた。
その写真はケイティとのツーショットだった。
これからはどこに行くのにも紗菜と行こう。二人だけの思い出を作ろう。
過去は変えられないけど、未来は二人で作れる。空白の時間なんて、すぐに埋められる。
「カナダかー、行ってみたいな。ねえ、写真ある?」
「あるよ。ちょっと待ってて」
紗菜が興味を持ってくれたのが嬉しかった。これからのカナダは日本よりも寒くなるから、来年のゴールデンウィークにでも、行く計画を立てようかな。どこに連れて行ってあげよう。
紗菜との旅行を妄想しながら、自分の部屋の棚から1冊のアルバムを取り出した。
「やっぱりカナダといえば、ナイアガラよね。近くで見てみたいな」
「うん、すごい感動するよ」
「あ、この人たちは、みんなカナダの人?…ん?この人は?」
「え?あ…」
カナダの大学の友だちとの写真を食い入るように見ていた紗菜が、1枚の写真を俺の前に出してきた。
その写真はケイティとのツーショットだった。