「おはよう」


「うん、おはよう。荷物、後ろに置いていいよ。向こうのスーパーで買い物してから行くから」


圭司が迎えに来てくれた時間は、12時。軽く朝と昼兼用でご飯は食べてきた。

渋滞もなく順調に進めば、1時間半で到着する。

それから買い物をして、ログハウスに着いてから餃子作りだ。今日のスケジュールを考えると、またワクワクしてきた。


「その服、いいね。紗菜は、パンツも似合うよね。バーベキューの時のジーンズも似合っていたね」


「え、あ、うん。ありがとう」


オフィス服はいつもスカートだ。だから、パンツスタイルが新鮮に見えるらしい。

ログハウスで過ごすなら、動きやすいほうがいいかなと、白いクロップドパンツを履いてきた。トップスには紺色のふんわりとしたカットソーを合わせた。

無難すぎる面白味のない色合いかなと玄関まで行ってから、考え直したけど、そのまま出てきた。

似合っていると言われて、ほっと胸を撫で下ろす。良かった。