コーヒーを入れようとカップの入っている棚を開けたままだったので、閉めてから急ぐ。
「紗菜ちゃん!久保さん、探してきてくれてありがとう」
フロア内に入ると、課長と話をしていた社長が飛んできた。そして、私の両手を握る。何事?
「ちょっと、上まで来て。ほら、行くよ。あ、圭司もいるならついでに来いよ」
「俺はついでかよ…」
ポツリと呟いた圭司は、不満そうな顔をしつつも、社長と私の後をついてきた。社長室に入ると、応接セットの椅子に座るように促される。
この椅子は沈み心地が程よい。
ふと、社長のデスクを見ると書類が山積み。秘書を持たない社長が片付けるのは大変そうだ。少し、手伝おうかな。
「紗菜ちゃんにお願いがあるんだ。ここには秘書という者がいないんだけど…」
やっぱり書類を片付けるために私は、呼ばれたようだ。
「書類の整理だったら、やりますよ」
「ほんと?良かった!助かるよ。圭司にやらせようかとも思ったんだけどね」
「紗菜ちゃん!久保さん、探してきてくれてありがとう」
フロア内に入ると、課長と話をしていた社長が飛んできた。そして、私の両手を握る。何事?
「ちょっと、上まで来て。ほら、行くよ。あ、圭司もいるならついでに来いよ」
「俺はついでかよ…」
ポツリと呟いた圭司は、不満そうな顔をしつつも、社長と私の後をついてきた。社長室に入ると、応接セットの椅子に座るように促される。
この椅子は沈み心地が程よい。
ふと、社長のデスクを見ると書類が山積み。秘書を持たない社長が片付けるのは大変そうだ。少し、手伝おうかな。
「紗菜ちゃんにお願いがあるんだ。ここには秘書という者がいないんだけど…」
やっぱり書類を片付けるために私は、呼ばれたようだ。
「書類の整理だったら、やりますよ」
「ほんと?良かった!助かるよ。圭司にやらせようかとも思ったんだけどね」


