首もとで鼻を動かず圭司の髪の毛が微かに頬に当たる。
近寄りすぎだ。ここは、オフィス内にある給湯室。いつ誰が来るか分からない。
高鳴る鼓動を抑えきれなく、逃げ出したくなる。逃げるには目の前にいる圭司を突き飛ばさなければならないけど、そこまでは出来ない。
「やばいな。週末まで我慢出来るかな」
「が、我慢して。ね、離れて…」
二十歳を超えた大人だというのに、圭司の瞳はあの頃と変わらなくて、澄んでいる。あの頃もこの瞳に魅了されたけど、今はそれよりもさらに…。
だって、かわいいだけの少年ではない。やっぱり大人の男というフェロモンが出てる。さっきから圭司が喋るたびに動く喉仏にも目がいく。
あの頃だって、声変わりはしていたし、喉仏もあったはずだけど、中学生だった圭司の喉仏は記憶になくて、かなり新鮮に見えた。
今の圭司を見直しても、やっぱり好きだと自覚してしまった。思い返すと圭司が引っ越してから、圭司に似た人を好きになっていたように思う。
近寄りすぎだ。ここは、オフィス内にある給湯室。いつ誰が来るか分からない。
高鳴る鼓動を抑えきれなく、逃げ出したくなる。逃げるには目の前にいる圭司を突き飛ばさなければならないけど、そこまでは出来ない。
「やばいな。週末まで我慢出来るかな」
「が、我慢して。ね、離れて…」
二十歳を超えた大人だというのに、圭司の瞳はあの頃と変わらなくて、澄んでいる。あの頃もこの瞳に魅了されたけど、今はそれよりもさらに…。
だって、かわいいだけの少年ではない。やっぱり大人の男というフェロモンが出てる。さっきから圭司が喋るたびに動く喉仏にも目がいく。
あの頃だって、声変わりはしていたし、喉仏もあったはずだけど、中学生だった圭司の喉仏は記憶になくて、かなり新鮮に見えた。
今の圭司を見直しても、やっぱり好きだと自覚してしまった。思い返すと圭司が引っ越してから、圭司に似た人を好きになっていたように思う。


