過去恋に今の鼓動を重ねたら

彼女から連絡でも来ているのかな?気にしないようにしていても、隣だと動きが嫌でも目に入ってしまう。

釣りの話は二人だけで盛り上がっていたから、もう入り込めない感じになっている。ワインを一口飲んで、ピザを一切れ、皿に入れた。


「真島くんと付き合っているの?」


え?

スマホをポケットにしまった雅也さんが小声で聞いてきたから、驚いた。

圭司と付き合っているように見えたのだろうか?


「いえ、違います」


「そうか」


圭司と付き合っていると聞いたら安心出来たのかな?

どんな意味があって聞いて来たのかは分からない。


「いつ結婚するのですか?」


「ん、来月くらいかな」


来月…いつの間に話が進んでいたのだろう。

私に別れると言う前から?

私と付き合う前からかな?

そもそも、私たちはちゃんと付き合っていたのか分からない。

考えれば、考えるほど心は沈んでいく。何とか前を向いているというのに、過去を思い出してしまう。