過去恋に今の鼓動を重ねたら

俯いていたらダメだと思い、圭司を真っ直ぐ見て、今の気持ちを正直に伝えた。

雅也さんと付き合いながらも気持ちが揺れていたのは、事実だけど、今は恋する気持ちを一から見つめ直したい。ちゃんと圭司を見つめたい。

見つめ直したとしても、気持ちにどんな変化が起こるかは分からない。振られた傷を癒す日がいつ来るのかは分からない。時間がかかるかもしれないけど、しっかりとした気持ちを持ちたい。

雅也さんとの恋愛が過去のものと思えるようになったら、圭司をちゃんと見つめられるかな。

中学生の時の圭司への恋心もちゃんと過去のものとして、思い出にしよう。過去の気持ちに囚われることなく、今の気持ちで向き合えるように前を向いて進もう。


「分かった。頑張れよ。行こう」


今は、同僚として、友達として、接してくれることが嬉しい。私の気持ちを尊重してくれる圭司に感謝しながら、今日も容赦なく光を注ぐ太陽の下を歩いて、会社まで行く。