過去恋に今の鼓動を重ねたら

「あの、本当にすいません」


「いや、河原さんのせいじゃないよ。俺が早くに頼まなかったのが悪いんだから。とりあえず、そこに座って」


デスク横に置かれている応接セットに向かい合って座る。いつまでも、ここにいるわけにはいかないと思うのだけど、戻ってはいけないかな?


トントン


「はーい。入ってー」


「失礼しまーす」


「真島くん…」


社長が誰かをここに呼んでいたのはさっきの電話で分かってはいたけど、まさか真島くんだとは思わなかった。

真島くんも私がここにいるとは思わなかったのだろう。目が丸くなっている。


「あれ?河原さん、もう圭司のこと知ってる?」


「あー、河原とは中学の同級生なんだよ」


真島くんは、私の隣に座り、社長に説明をする。


「例のあの同級生の女の子って、河原さんだったのか」


「あの、社長と真島くんって…」