「河原さん!待ってたよ!」
返事が聞こえたら入ろうと思っていたのに、先にドアが開かれて思わず後ずさってしまう。
大歓迎されてしまうと、返す言葉に戸惑う。
待っていたのは私ではなくて、名刺だ。しかも、その名刺を持っていない。
「申し訳ありません。実はまだ出来上がっていなくて、10時頃にこちらに届く予定で…」
「10時?そうか…まあ、ちょっと入って」
社長室に足を踏み入れて、ドアを閉める。社長は秘書を持たないのでスケジュールは自分で管理しているらしい。
名刺を受け取ったらすぐに出掛ける予定だったのかもしれない。どこかに電話を掛けていた。私はどこにいたら良いか分からなくて、ドア付近に立ったままで社長を眺める。
「柳井だけど…悪いけど、先方に11時に変更出来ないか聞いてくれる?…うん、確認できたら、こっちに来て。…よろしく」
電話を切った社長は私を真っ直ぐ見る。予定を変更させてしまって、申し訳なくなる。
返事が聞こえたら入ろうと思っていたのに、先にドアが開かれて思わず後ずさってしまう。
大歓迎されてしまうと、返す言葉に戸惑う。
待っていたのは私ではなくて、名刺だ。しかも、その名刺を持っていない。
「申し訳ありません。実はまだ出来上がっていなくて、10時頃にこちらに届く予定で…」
「10時?そうか…まあ、ちょっと入って」
社長室に足を踏み入れて、ドアを閉める。社長は秘書を持たないのでスケジュールは自分で管理しているらしい。
名刺を受け取ったらすぐに出掛ける予定だったのかもしれない。どこかに電話を掛けていた。私はどこにいたら良いか分からなくて、ドア付近に立ったままで社長を眺める。
「柳井だけど…悪いけど、先方に11時に変更出来ないか聞いてくれる?…うん、確認できたら、こっちに来て。…よろしく」
電話を切った社長は私を真っ直ぐ見る。予定を変更させてしまって、申し訳なくなる。


