陸玖、モテるし…。 彼女だっているよね…。 私と陸玖の繋がりはあくまでも“責任”から来るもの。 「ねぇ。陸玖。」 「ん?」 あともう少しで陸玖を解放するから、まだ私の隣にいて下さい。 「ううん。何でもない。」 私が笑うと、 「わー梨杏。俺に秘密作るんだー?」 と、陸玖の左手で髪の毛をぐちゃぐちゃにされた。 もう少し、陸玖の隣で幸せでいさせて下さい。