恋愛なんてもうしないっ!

翌朝ーー。

私は早速、咲に尋問を受けていた。

「で! 蓮くんとやらと帰ったんでしょ?
どーだったの?」

「それが・・・・・」

私が一部始終を話すと、咲は

目を輝かせて、

「きゃー!!遥香、モテモテじゃーん!」

と、はしゃぎだした。

「え、どーして?」

「もう、だから、蓮くん、
完璧に遥香のこと好きでしょ!
鍵のこと嘘ついたのも、
晴人に邪魔されないためでしょ?」

「そうだったの!?え、いやでも・・・・・
出会ったばっかだし・・・・・」

(好きとか絶対ないでしょ!)

「一目惚れかもよ!
遥香、自分では気づいてないみたいだけど、
かわいいからさ!」

「もー、やめてよー!」

2人で喋っていると、晴人がきた。

「おはよ!」

晴人は少し眠そうだった。

『あ、おはよー!』

と、私達も挨拶を返すと、

晴人はてくてくと

私の所まで歩いてきた。

(なになに?)

「あ、あのさ!今日一緒帰らない?」

晴人から帰ろうと誘われたのは初めてで、

私は少しびっくりした。

「あ、いいよ!」

と答えると、

「よっしゃ!じゃ、また放課後な!」

と言って、晴人は自分の席についた。