翌朝ーー。

いつも通り、蓮くんと学校に

行っている途中、蓮くんが私に、

「そういえば、遥香先輩大学は
どうするんですか?」

と聞いてきた。

(ちゃんと話さないといけないよね・・・・・)

「あのね、蓮くん。
私、東京の専門学校を受けようと
思っているんだけど・・・・・」

ドキドキしながら言うと、

蓮くんは案の定、とても悲しそうな顔をした。

でもすぐにまた笑顔になると、

「頑張って下さいね!」

と言ってくれた。

(受験までもう少し・・・・・頑張らなくちゃ・・・・・!)