恋愛なんてもうしないっ!

「あのね、私も蓮くんのことが好きです。
付き合ってください!」

言った瞬間、顔が真っ赤になるのがわかった。

(い、言っちゃった・・・・・)

すると蓮くんはずるずると座り込んでしまった。

「え? 蓮くんどうしたの?」

私がしゃがんで聞くと、

「よかったぁ・・・・・
僕、振られちゃうかと思いました。」

と、蓮くんは笑顔で私を抱きしめてきた。